映画 『 クスクス粒の秘密 』
チュニジア系フランス人家族が、レストラン開店に向けて奔走する話。
港町セートで暮らす60代のチェニジア移民スリマーヌは、港湾労働者として働いてきたが、リストラの波に逆らえず退職を決意。
古い船を買い取って船上レストランをはじめようとするが、開店パーティー当日、メインのクスクス料理が届かない ...
道理が三で、運命が七。
運を天に任せるという投げやりな捉え方ではなくて、
自分のもっている三の中で、精一杯生きること。努力すること。
天運が巡るときもあれば、見放されたように感じるときもあるけれど、
それはそれ。という視点。
この映画に出てくる人は、善いところもあり悪いところも両方ある。
彼らは正しい人達ではないけれど、持ち分の三の中でしっかり生きていて、
一番心打たれたのは、寡黙な父親 スリマーヌ。
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