映画 『 パリよ、永遠に 』
ナチス・ドイツ軍占領下に置かれたフランス。
ヒトラーに送り込まれたドイツ軍総司令官は、パリを徹底的に爆破する任務を受ける。
タイムリミットは夜明け。
計画を食い止めようとするスウェーデン総領事との、
見事な討論。心理戦の室内劇。
交渉術なのだが、
対等な立場に立つもの同士だからこそ、言えることがあるし、的を得た言葉を使える。
軍の総司令官であっても、計画が破綻すれば妻や子の命はヒトラーに握りつぶされる。
戦争に台風の目はなく、
どんな人であれ、最終的には駒になるというのがよく分かる。
結末は分かっていても、
最後まで目が離せない良質な映画。
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