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maimoi日記 おまけ

映画と本  時々 ハリネズミ

『 すべての疲労は脳が原因 』 梶本修身 著

本 ◎

 

疲れている、と感じている方にお会いすることが多い仕事なので、興味深かった。

 

自分のなかで、あいまいに理解していた言葉の定義が幾つかクリアになった。

例えば、疲労と疲労感の違い。

 

物理的な疲労の程度と、主観的な疲労感は一致しないことが多々あるのです。

 

前頭葉は、「意欲や達成感の中枢」と呼ばれ、人間の進化にも大きく貢献してきました。ただ、ヒトではあまりにも前頭葉が大きくなったために、

眼窩前頭野で発した疲労感というアラームを意欲や達成感で簡単に隠してしまうことがあるのです。

 

疲労のマスキング作用。

仕事(子育て)が楽しい、やり甲斐がある、必要とされている、、達成感で疲労のアラームが聞こえなくなっている人、いる。

本人にやりすぎている自覚がない場合が多い。

 

ランナーズ・ハイのときの脳内では、疲労感や痛みを消すためにエンドルフィンやカンナビノイドといった物質が分泌されます。

その結果、多幸感や快感に似た感覚が引き起こされるのです。

脳内麻薬と言われるように、疲労感をマスクしますが、決して疲労を軽減するものではありません。

 

これも、本当によく勘違いしてしまうところ。

気分転換と称して、良かれと思ってやっていることが結果、疲れを増している場合もあるということ。

栄養ドリンクも疲労回復の効果はない。

 

飽きる、疲れる、眠くなる、は、脳疲労の三大サイン

これを無視してさらに作業を続けていると、次には「視野が狭くなる」という症状が現れることがわかっています。

なぜか、

人の脳は視覚から90%近くの情報を得ているため、脳疲労が溜まり始めると、脳が周辺注意力視野を狭めて視覚情報の量を意図的にコントーロールし、減らそうとするホメオスタシスが働きます。

視野が狭くなる!

確かに。整体では、疲れてくると腰が捻れてくる人がいる。体の空間視野も狭くなる。

 

交感神経は緊張時や攻撃時に優位となり、

副交換神経は弛緩時や休息時に優位になります。

野生動物と暮らしていたころ、いち早く外敵や獲物を発見するために、遠くに焦点を合わせるときには交感神経が優位になる。

 

休息し、食べものや仲間など近くにピントを合わせるときに副交換神経が優位になる。

 

現代人は、仕事をして交感神経が優位になっているときに、パソコンやタブレット端末など近くに焦点を合わせる必要があります。

目の解剖学的構造では、近くにピントを合わせるときは本来、副交換神経が優位になるはずのため、自律神経の作用に矛盾が生じます。

こういう状態が長く続くと自立神経の中枢が疲労し、眼精疲労として表出します。

 

タブレットでゲームに集中している人など、本来の目の構造とは逆にピントを合わせているのなら、それは疲れるね。

疲れない体をつくる、疲労回復というワードは多いけれど、余計なことをせずに静かに休息。

これが基本、というのが良く理解できる本。

 

 

すべての疲労は脳が原因 (集英社新書 829I)

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