映画 『 ザ・ウォーク 』
1974年、ワールド・トレード・センターで命綱なしの空中綱渡りに挑戦した、フィリップ・プティの著書を実写化した実録ドラマ。
友人と、早稲田松竹 に観にいった。
フィリップ・プティの回想シーンがあるので落ちてないことは分かるのだけど、
足の裏からじわじわと汗が吹き出てくる。
高所恐怖症の方は耐えられるか分からないけれど、この綱渡り一見の価値あり。
まだ成し遂げたことがないものへ、大いなるチャレンジする人たちは、皆、「 自分自身の扱いが難しい 」と、弱音をもらすのではないか。
突き進むフィリップの葛藤や信念と、共犯となった仲間たちとのやりとりも見所。
地上411m の高さを無許可で綱渡りする、その目的がぶれないので、
そこへ行けばいい、その過程でアクシデントが起きても違う道筋を見つけて進む、
その意思の強さは、誰かが容易く扱えるものじゃないから孤独になるのは仕方ない。
アニーの決断もすこし分かる。
ひとつの終わりをみてしまったあと、とらわれずに共に生きていけるのどうか想像したのでは。役割のおわりを納得したらもうそこにはとどまれない。
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