moiの日記 おまけ

映画と本  時々 ハリネズミ

小説 『 ふたりの老女 』 

アラスカ・インディアンに語り継がれる 物語。

 

北の地に住むアラスカ先住民たちは、

ある年、

極寒の冬を迎え、餓死寸前の全滅の危機にさらされた。

部族のリーダーは、

ふたりの老女を置き去りにすることを決める。

生き残るため、ふたりの必死の旅がはじまった . . . 

 

 

部族のなかで、伝統的に口から口へと語り継がれてきた 「 物語 」が、

本になり、

こうして読めたことを幸運に思う。

世代から世代へ繋ぐ、知恵のGIFT。

 

老いて、弱者の特権に甘んじて生きていたふたりの老女は、

棄てられてから気づく。

弱者にみられようと無力なふりをずっとしてきた、

なので、若い彼らは、

わたしたちを役に立たないものだと信じるようになったのだ、と。

 

 

ふたりの老女が極限で気づいたこと、

奮起したふたりの生き様が、

率直な語り口で胸を打つ。

これは、現代にも一脈相通じるおはなし。

 

ひとりの人間の内には、

かき集めれば、信じられないほどの勇気や知恵が湧いている。

私は虐げられている、

傷つけられた、自分は弱いのだ. . . と、

弱者の立場に自分を置いて、自己を主張するようになったら、

勇気は必要がなくなり、知恵は影をひそめてしまう。

 

 

人間がこの世で果たすべきことをする能力には限界などないこと。

年をとったから、女性だから . . . 

などということはないこと。

ほんとにそうだ。

   

文庫 ふたりの老女 (草思社文庫)

文庫 ふたりの老女 (草思社文庫)

 

 

 

 

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映画 『 イントゥ・ザ・ウッズ 』

 

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映画『イントゥ・ザ・ウッズ』予告編 - YouTube

 

赤ずきんちゃん

ジャックと豆の木

ラプンツェル

シンデレラ

 

おとぎの国の主人公たちの、

ハッピーエンドの続きとは . . .

 

メリル・ストリープ 大好き♡

どんな役でも、はまり役に変える力。

元がブロードウェイなので、歌あり、踊りあり、

王子達兄弟が川で歌うシーンは、真剣に愛を語ってるんだけど、

コミカル過ぎて、笑い過ぎて涙でました。

 

ミュージカルの動きは、普通の演技ではないので、

指先とか視線の先とかの、大げさな感情表現を見るのがおもしろい。

 

 

 

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映画 『 ホリディ 』 

 

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ホリデイ - YouTube

 

すこしだけ秋の気配が近づいてくると、

借りたくなる恋愛映画。

主演の四人が全員好きなのと、

頭をカラッポにリラックスして、とにかく王道の胸きゅんがあって、

ハッピーな気持ちになる。

 

 

 

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映画 『 ミッション・インポッシブル 〜 ローグ・ネーション 〜 』

 

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映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』ティザー予告映像 - YouTube

 

すごかった〜。

ミッション・インポッシブルは、007と並んで、ぜったいハズレない映画。

大迫力でした。

主演女優の レベッカ・ファーガソン は、なんと同い年!

セクシーで、超かっこいい。

 

人生もう一度好きに選べて、175㎝以上のボンキュっポン体型の美女だったら、

アクション女優になりたい。

 シリル・ラファエリ と共演したい。。

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パルクールのワークショップとかで来日しないかぁ。

 

妄想が広がるくらい前のめりで観て、本当にいい映画でした。 

最後まで、ストーリーがどう展開するのか全然読めない。

流れがまったく掴めない珠玉の構成。

このシリーズのなかで、一番好きです。

 

 

 

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映画 『 マッハ!弐 』

 

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ちょーー痛い!ムエタイの超大作。

打ったり蹴ったり刺したり落ちたり、

ぎゃあーって叫びながら、悶絶しながら見たのだけど、

トニー・ジャーの動きがめちゃすごい。

 

ブルースリーと、ジャッキーチェンの違いは、

実戦の間合いと、映像の間合いの違い、という話しを聞いたことがあるけれど、映像で見る格闘技はとても興味深い。

トニー・ジャーは、実戦でもおそろしく通用する人だろうし、本当につめ方が天才。

一歩間違えたら死ぬだろうというシーンも多いので、出演者達全員の身体能力がとにかく高い。

いま私がハマっているパルクール的な動きもあり、一人の人間がよくこれだけ色んな武術をマスターできたなぁと素直にびっくり。

制作側の暑苦しいくらいの情熱が伝わってくる映画。

 

 

 

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映画 『 ペルシャ猫を誰も知らない 』

 

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映画『ペルシャ猫を誰も知らない』予告編 - YouTube

 

イランの映画は、良いものが多いと思う。

不思議とどれを見てもハズレがないというか、

異文化だからか、

とても感慨深い。

 

 

ラストが衝撃。

テヘランの実在するミュージシャンが沢山でてきて、力強くかっこいい。

 

 

 

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映画 『 君を想って海をゆく 』 

 

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映画『君を想って海をゆく』予告編 - YouTube

 

一途さが、ズシっと胸にくる映画。

舞台は、フランスのカレ。港町。

クルド人難民の少年の願いは、

イギリスにいる恋人に会うこと。

 

ドーバー海峡を泳いで渡る以外に選択肢がない、生きることに必死な少年と、

人間のズルさと弱さみたいなものを引きずっている中年男性と、

ヨーロッパ諸国の移民問題が、

くすんだ港町の鈍色の風景と交わって、

湿気のある重い映画だった。

 

 

 

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