moiの日記 おまけ

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映画 『 8月の家族たち 』

 

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映画『8月の家族たち』予告編 - YouTube

 

 

 

メリル・ストリープ 大好き!

予告を見て、テンポの良いブラックコメディかなと思ったのだけど、

予想の斜め上をいく映画だった。

 

バイオレット(メリル・ストリープ )は薬物依存の強烈すぎる母親で、

失踪した夫、三人の娘、親族、果ては教会の牧師まで、

身近にいるすべて人の神経を逆なでして、嘲笑い、暴言と攻撃の手をゆるめない。

それがなかなか痛烈で、

胸をえぐるような言葉は、案外に核心を突いていたりする。

 

彼女は、

自分のジュクジュクと化膿した傷口に、わざと見せつけるように塩をすり込んでいるみたい。

同じくらい痛みを感じろとばかりに、相手の傷口もえぐる。

それでも、イヤなだけの女にならないところが、

メリル・ストリープの魅力だと思う。

 

バイオレットの薄皮一枚下に透けて見えるのは、圧倒的な寂しさで、

一雫一雫、胸に落ちて、家族に波紋を広げる。

受け入れることも、家を捨てることもできるけれど、

きっと家族って、同じ湖を共有しているようなものだから、

例えば、岸の端っこと端っこに離れて暮すことになったとしても、

繋がりを解くのは簡単ではないんだなぁと思った。

 

  

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